初めての上高地
初めての上高地 何回も入り口の前は通っているのに一度も行った事のない上高地。 以前はシーズンオフであれば自家用車で入れたのに、今では徒歩以外はタクシーかバスでしか入れなくなってしまった。 思い立った時に行かないといつ行けるか分からないので、計画を立て行ってみることにした。 8時5分に市原インターを通過、首都高、中央道も空いていて12時に松本インターに到着。 暫く走った所で昼食に蕎麦を食べ、今夜の宿福地温泉へと向かうがこのまま行ったのではあまりにも早過ぎる。 宿へは引き返す事になるが、久し振りに飛騨大鍾乳洞へ行ってみよう。 まず大橋コレクション館へと入ると、盗難にあった金塊が戻ってきて展示されているが小分けにされたままで、100キロあった物が70キロ程しかないそうだ。 鍾乳洞の中は涼しく外の空気とは大違いだ。何年もの歳月を経て造り上げた自然の芸術品を見る事が出来た。 15時を過ぎたので奥飛騨クマ牧場へと車を進めよう。
入場した時にはクマによるショーが終わった時だった。仕方ないのでクマさんのテーマパークへ行くと、クマが食べ物をねだっているがその姿が妙に可愛く見えてしまう。 クマとにらめっこをしていてもつまらないので、そろそろ宿へ行って風呂に入り疲れを取る事にしよう。 民宿とらや(0578-89-2512)に着き部屋へと案内されるが、いつもの通りビールと漬物を注文し喉を潤す。 落ち着いた所で露天風呂へ行くと誰も入っていない、貸し切り状態でゆっくりと湯に浸かる事が出来た。 夕食は広間で頂くが、イワナの塩焼き、鯉の刺身、山菜の天ぷらなど山里ならではの料理だ。 
食事の時宿の主人から、近くで夜祭りをやっているから行ってはどうかと言われ、別にする事もないので時間潰しに行ってみる事にした。 出店も温泉街の人達で運営し、子供達も獅
子舞 に参加して全員で温泉街を盛り上げようとしているようだ。 最後に宿泊客も参加して餅つきが行われ、希望者にはきな粉かあんこの餅が朴葉(ほおば)に包んで振舞われた。 宿へ帰り汗ばんだ体を露天風呂で洗い流し、さっき貰った餅を頬張る。 つきたての餅は柔らかくねばりがあり、とても美味しく頂いた。 明日は初めて訪れる飛騨古川だ、早く寝て明日に備えよう。 朝食には名物の朴葉(ほおば)味噌が出た、これがあれば何杯もお代わりが出来そうだ。 今日の宿は白川郷に取ってある、時間に余裕があるので新穂高ロープウエイに乗り写真でも撮って行こう。 ロープウエイは比較的空いていて第二ロープウエイでは二階に乗ることが出来た。 しかし上に行くにつれて雲行きが怪しくなってきた、展望台に着くと小雨が落ちてきて回りは霞がかかり山の景色は全然見えない。 写真は諦めて降りることにする、帰りも二階に乗れたが雨がひどくなってきて風景所ではない。 雨に濡れながら車に辿り着き、飛騨古川へと車を走らせる。
暫く走るとさっきまでの雨が嘘のように天気が回復してきた。 飛騨古川では、まつり会館に入り飛騨古川まつりの映像に見入るが、3D画像なので迫力が違い実際にその場にいるような感覚になってしまう。 まつりの雰囲気を堪能したので次は白壁土蔵を見に行こう。
それはまつり会館の近くにあり、白壁土蔵が並ぶ脇には川が流れ沢山の鯉が泳いでいる。 表 通りは自動車が行きかっているのに、裏に入るとこんなに情緒のある静かな風景があるとは! 古い町並みを歩き三嶋和ろうそく店でお盆用に和ろうそくを買って帰ろう。和ろうそくは風が吹いても消えにくく、原料が植物性のためススが出にくく、切り口が年輪状なので液が横に流れる事もなく長持ちするそうだ。 ろうそくも買った事だし白川郷へ向けて出発だ。 国道41号から国道360号へ入ると車は殆ど走っていない。 天生(あもう)峠を過ぎれば白川郷はすぐそこだがこの峠がすごい、急坂で道幅は狭く曲がりくねっていて緊張の連続だ。 対向車には数台しか会わなかったが、携帯も通じず故障したらどうすればいいんだろう? 不安と緊張のままやっとの思いで城山展望台に着いた、白川郷には何回か来ているが展望台は初めてだ。 ここからは町全体が見えるらしい。駐車場は小さいがすんなりと止める事ができた。すぐ横が展望台で大勢の人が景色に見入っている。
岩の上に立って見ると本当だ、町全体が見渡せる。景色に感動していたが後に観光客が来たので場所を譲り宿へ向かう事にする。 今日の宿は民宿きどや(05769-6-1077)だが中々見付ける事が出来ない、電話を入れ場所
を聞き到着する事が出来た。 部屋に荷物を置き散策へと出掛けるが、ここは町の外れ、遠くへ行くと帰りが大変だ。 近くを歩き回り汗ばんできたので宿へ帰り風呂に入る事にする。しかし時間が早過ぎてまだ風呂は準備中だ、ビールと漬物で時間を潰すしかないな。 部屋には扇風機があるだけでテレビは無い、窓の外を見ているしかない退屈な時間が過ぎて行く。 一番風呂に入り夕食の時間になったが、小さい子供を連れた家族もいて居間は宿泊客でいっぱいになった。 この子供達と親には閉口した、皆で食事をするのだから少しは子供を静かにさせなよ、親も注意するでもなく食事に夢中だ、子供を自由にさせたいなら民宿ではなく部屋食の出る宿に泊まればいいのに! 部屋に戻ってもする事が無く、明日の上高地散策の体力確保の為早めに布団に入る。 昨夜は早く寝たので目覚めるのも早い、すがすがしい空気の中を散歩して朝食の時間を待つ。 朝食を済ますと道路が混まない内にと8時前に白川郷を出発。 渋滞にも遭わず2時間程で沢渡(さわんど)駐車場に着く事が出来た。 ここからはタクシーかバスで行かなくてはならない、バス停までは坂を登っていかなくてはいけないし、さっきバスとすれ違ったばかりだから次のバスまでは時間があるだろう。 客待ちのタクシーに乗り大正池を目指すが、車内で運転手さんから上高地についての話を聞く事が出来、タクシーに乗って良かったなと思った。
30分程で大正池に到着、さあこれから河童橋まで歩くぞ! 平日だが夏休み中でもあり家族連れが多いな。グループやカップルもいる、一人で歩くのは何人いるのかな?
大正池の中に立っている立ち枯れの木は年々少なくなっているそうだ。 大正池と焼岳を写真に収めたので梓川沿いに遊歩道を歩き始める。 遊歩道はそんなに広くないのに、家族連れやグループが話をしながら横いっぱいに並んで歩いている、歩くペースは人によって違うのだから対向する人や、抜く人の為にスペースを空けて歩くのがマナーではない
のかな。 45分位でウェストン碑の前に到着、ここからさら
に15分位歩いて河童(かっぱ)橋に到着。 さすがに上高地散策ポイントの一つだ、人の多さに驚いた。しかもまだ河童(かっぱ)橋を目指して来る人が後を絶たない。この先の明神池までは1時間位歩かなくてはならない。 バスは河童(かっぱ)橋より少し下流のバスターミナルまでしか来ない。 往復で2時間もかかるのでは帰りが遅くなるし、足の疲れが心配なので諦(あきら)めてここからバスで帰る事にする。 バスターミナルの土産店で土産を買いバスに乗り込む。 駐車場へは14時45分に着きこれで初めての上高地の旅は終り、後は我家を目指して帰るだけだ。 渋滞も無く21時20分無事に帰り着く事が出来た。 2008年8月3日(日)~5日(火)


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