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2010年9月 8日 (水)

世界遺産の石見(いわみ)銀山を訪ねて

世界遺産の石見(いわみ)銀山を訪ねて

世界遺産に登録されている石見(いわみ)銀山へ行ってみようと思い計画を立てる事にした。
久し振りの山陰方面への旅行だ、16年前のコースを参考にして作成する。
一泊目は丹後半島にある伊根にするが初めての場所だ、ここには舟屋と呼ばれる独特の建物がある、二泊目は玉造(たまつくり)温泉、三泊目は温泉津(ゆのつ)温泉で石見(いわみ)銀山を歩いた後に汗を流すのにいいだろう、四泊目は帰るだけだが距離を考慮し、行った事の無い温泉を探すと有馬温泉があった。
この行程で検討すると時間的に十分な計画が出来た。
 次は宿の予約だ、一人泊なので予定の所に宿泊出来るか心配だ。
伊根湾には温泉が無いので舟屋民宿を予約、玉造(たまつくり)温泉は以前宿泊した宍道(しんじ)湖畔のホテルを予約、三泊目と四泊目はインターネットで一人泊可能な宿を探して予約する事が出来た。これで準備はOK、後は出発日を待つだけだ。
 早く寝たためか、久し振りの連泊旅行に興奮していたのか目覚ましより早く起きてしまった、忘れ物が無いか確かめ5時過ぎに出発。
 月曜日なのでなるべく早く東名高速に入る為アクアラインを走るが、6時前だというのに料金を下げたせいか結構車が走っている。
しかしトンネル内でライトを点灯しない車が多いのにはビックリした、貴方は他の車を認識出来ても、他の車からは貴方を認識するのが遅れるのですよ、と言ってやりたくなる。
 東名高速は渋滞も無く順調に流れ、豊田ジャンクションで伊勢湾岸自動車道を始めて走る、横浜ベイブリッジの様な感じの道路だ。
四日市ジャンクションから東名阪自動車道へ入ると亀山ジャンクション手前で事故の情報だ、車は多いが低速でも流れているので大丈夫だろう。
亀山ジャンクションから新名神高速を走るが、山の中を走る道路で交通量は少ないが外灯がないので夜間走る時は寂しい感じになるだろうな。
 渋滞らしい渋滞にも遭わず13時10分に宮津(みやづ)天橋立(あまのはしだて)インターに到着、傘松公園下の土産物屋に車を止め公園を目指すが、相変わらず天気は良く暑い。
Img_1899 公園へはリフトとケーブルカーがあるが  ケーブルカーに乗る、平日だが年配の方と家族連れが多い。年配の方は上にある寺に参拝に行くようだ。
天橋立(あまのはしだて)の写真を撮るが、天気が良すぎて気温が高いので海水が蒸発して霞がかかったようになってすっきりした写真が撮れない。
季節柄仕方ないのかな?
股のぞきをしてみるが適度に出たお腹が邪魔して、膝をかなり曲げないと覗けない。天にかかる橋の様に見えなくは無いが苦しい、これ以上この状態でいると前に倒れてしまいかねない。
 階段を登った所に股のぞき発祥の地という展望台があるのを始めて知ったので、汗を拭き拭き登ってみた。
高い分角度が違って見える位で、特別上の方がいいという印象は無いが私だけだろうか?
 まだちょっと早いが今日の宿泊地の伊根に行って、舟屋の写真を撮る事にしよう。
Img_2001 宿に向かっている途中に伊根湾めぐりの遊覧船の看板が出ている、時間はあるので寄り道して乗って見る事にした。
一周30分位との事だがお客が少ないのでまだ出航しない、暫くすると観光バスが到着しやっと出航だ。
 舟屋は母屋から道路を挟(はさ)んで建てられ1階は舟のガレージImg_1907で、物置、作業場等があり、2階は生活の場、客室等に活用されているそうで230軒位あるそうだ。
船が進むと舟屋群が見えてきた、今迄に見た事の無い家の造りと並んで建っている様を見ると心が躍る、湾内は穏やかだが台風の時などは水位が上がったりしても大丈夫なのだろうか?
湾内一周はあっという間に終わってしまったが、 アナウンスで言っていImg_1953た道の駅舟屋の里へ行ってみよう。高台にあるので伊根湾と舟屋群が一望出来るらしい。
 海辺の町の道路を登ると道の駅が見えてきた、地域の規模からするとかなり大きめな駐車場と建物だ。船から見る景色と違って上から見る舟屋群はまた違った印象だが舟屋には感動を覚えた。
 今日は汗をかいたのでそろそろ宿に行って風呂に入ろう。
16時20分に宿に到着、民宿は舟屋を改築したと思われる造りだ。
部屋に案内されるとエアコンはあるがテレビが無い、ビールを注文して窓から見える舟屋を眺めながら喉を潤す。
夕食は18時からなので風呂に入って来よう、風呂は家族風呂で一つしかないが先客がいないのですぐに入る事が出来た。
Img_1965_2 時間前に食堂に行くと、海に向いて食事が出来るように窓の前がテーブルに造られている。
料理は海の幸がいっぱいで、窓越しに見える海と舟屋を眺めながらゆっくりと食事が頂ける。
この景色も一品のおかずだな、食堂にもテレビの無い訳が納得出来る。
しかし食事が済み部屋に戻ると退屈な時間だけが待っていた。
Img_0322する事も無く20時過ぎに寝てしまい目が覚めるとまだ23時、もう一度寝直し次に目が覚めた時は5時過ぎだった。
外はまだ薄暗いがもう眠くは無いので顔を洗い夜明けを待つ事にした。
 明るくなって来たのでカメラを持ち朝の散歩に
出かけ、桟橋に行ってみると県外の車があり釣りをしている人達がいるが車の中に泊まったよう

2010_07_27_1414_2だ。
坂を下った所に昔の魚市場がありその先が舟屋集落だ、あまり遠くへは行きたくないが興味があるので足を延ばしてみた。
道路を挟(はさ)んで舟屋と母屋があり、舟屋と舟屋の間は狭く人一人がやっと通れる位にしか見えない。
かなり歩いたので宿へ帰り朝食の時間を待つ事Img_2003にする。
8時からの朝食を済ますと8時45分に出発。
 狭い山道を走って新井(にい)の千枚田を目指すがなかなか見つからない、民家があり人がいたので聞いてみるとТ字路を逆方向に来たらし い。
後戻りしてみると見えてきた、しかし何と小さく狭い田だ、パンフレットで見た通りの棚田だがこれImg_2013だけで他には見当たらない。海岸の方へ下って行くと今度は大きな棚田が見えてきた。
通りがかったお婆さんに棚田はここだけですかと聞くとここだけだと言うので車を止め写真を撮る。
暫く走っても、もう棚田は出てこないからやはり
棚田はあそこだけだったんだ。
丹後半島をぐるっと走るが急に海に落ちる海岸線が綺麗だ、丹後松Img_2016島という標識を見つけたので駐車場に車を止め、写真を撮るが今日も天気が良く暑いので海は霞がかかったようですっきりした写真が撮れない。
今日のもう一つの目的地である鳥取砂丘を目指し、ひたすら車を走らせるが道路は空いていて走り易い。
 前方に余部(あまるべ)鉄橋が見えてきた、以前来た時は列車が突Img_2017風により落下して少し経った時だった。鉄骨の鉄橋は取り壊され新しい鉄筋の鉄橋に生まれ変わろうとしている。
 相変わらず道路は空いているが鳥取県に入ったら車が多くなってきた。
しかし渋滞するような混み具合はなく順調に流れている。
予定より少し遅れて13時10分に鳥取砂丘へ到着、平日だが駐車場Img_2024にはかなりの車が止まっている。
天気は良くかなり暑い、熱中症にならないように気を付けないと!
履いてきたスポーツサンダルで靴下のまま行けば良かったものを、汚れてはと思い靴下を脱いでしまったのが間違いだった。
西向きの斜面を降りる時はそれほどでもなかったが、東向きの斜面をImg_2028_2上がる時には日光で十分熱せられた砂が足の裏に入ってきて火傷をする位の熱さには参った、頂上から振り返りかなりの距離を登ってきたものだと思ったとたんに汗が噴出してきた。
暫く景色を眺めていたら汗も止まったし宿へ向かう事にしよう、出入口近くにらくだがいたので近付いてみると遊覧が出来るがちょっと高いな、乗って写真だけなら500Img_2041円なので記念に撮って行くか。
 14時5分に玉造温泉へ向けて出発だ。
山陰自動車道は無料化になったためか結構車の台数が多いな。
無料化は使う人にとっては有難いけど、使わない人は税金を取られるだけでメリットが無いんだよな、私は良く利用するから無料化になった方がいいけど、渋滞になるのは困るしどっちがいいんだろう?
16時50分にホテルへ到着、前回泊まった時とあまり変わっていないな。
 ホテルの部屋は全て湖に向いているので宍道(しんじ)湖を眺めながら寛(くつろ)げる。
飲み物は全て自販機で購入になっているのでImg_0334ビールを買い、湖を見ながら喉を潤した後、砂丘での汗を流すために風呂に入るが貸し切り状態でのんびりと温泉に浸かる事が出来た。
内風呂しかないが宍道(しんじ)湖を望みながら入れる露天風呂を造って欲しいな!
湖に沈む夕陽を期待していたのに、雲が出てきて残念だが夕陽は見る事が出来なかった。
夕食は蟹主体の料理で味噌汁はやはりしじみだ、満腹のお腹を抱えImg_205122時過ぎに寝て目覚めは6時。
湖を見ると朝日は見えず朝焼けになっている、天気が悪くなるのかな?
朝風呂に行くともう先客がいる、軽く汗を流して
朝食の時間を待つ。
さあ今日はメインの石見(いわみ)銀山目指して走るぞー。
予定より早く8時15分Img_2052に出発し、宍道(しんじ)湖畔の道路を出雲(いずも)大社へと向かう、
大鳥居が見えたので路肩に車を止め写真を撮り、先へ進むと無料の駐車場があったのでここに
止めて少し歩こう。
境内に入ると本殿の改修工事中のため仮の
拝殿での参拝となるが、老若男女(ろうにゃくなんにょ)の参拝者の多いのには驚いた。
年ではあるが可能性をImg_2065込めて、縁結びのお願いをしたが果たして叶えてもらう事が出来るかな?
叶えてもらえたら二人でお礼に来ますので宜しくお願いします。
縁結びのお願いもしたし石見(いわみ)銀山へ向かって出発しよう。
 11時20分に大森代官所跡へ着いて、駐車場が空いていたので車は止める事が出来たが雨が降ってきた。
Img_0356 少し待てば止むかと思って車の中にいたが止む気配が無い、仕方ないので傘を持ち大森代官所跡の銀山資料館へ入る。
20分程して資料館を出たがまだ小雨が降っている、このまま傘を差して行くしかないか。
 大森の町並みに入るとタイムスリップした感じになり私好みの風景だ。
人通りも少なく写真を撮るには好都合だ。
この町まで半分位のImg_2083距離なら何回も訪ねられるのにな!
雨も止みのんびりと町並みを見学したが銀山へ行かなくては。
町並みを通り抜けると羅漢寺(らかんじ)が見えてきた、五百羅漢(らかん)のある石窟(せっくつ)は境内にあると思っていたが道路を挟(はさ)んで寺と向かい合っていたのだ。
石窟(せっくつ)は2つImg_2086あり銀山で亡くなった人や先祖の霊を供養するため、それぞれ250体ずつの羅漢像(らかんぞう)が安置されている。
中に入ってみると薄暗く、いろいろな表情や仕草をした像が並んでいて気持ちが悪くなりそうだ。
羅漢寺(らかんじ)からすぐのところに銀山公園があり、龍源寺(りゅうげんじ)間歩(まぶ)まで2.3キロの銀山遊歩道はここから始まっている。
間歩(まぶ)とは坑道Img_0363の事で明治以前まではそう呼んでいたようだ。
観光案内所があり所用時間を尋ねたら40分位との事、この暑さの中一人で往復は寂しいので片道はベロタクシーを利用しよう。
ベロタクシーのベロとはラテン語で自転車の事で環境に優しいエコな交通機関だ。
行きは登りで疲れるが帰りに汗をかいたまま車に乗るのは嫌だから、先に汗をかいて帰りはタクシーに乗る事にした。
Img_2101台数が少ないので予約をしておいた方がいいと案内所の人に勧められ、予約が取れ1時間後に龍源寺(りゅうげんじ)間歩(まぶ)出口での待ち合わせとなった。
 スポーツドリンクを持ち遊歩道を歩くが、前方に人影は無く寂しい散歩になりそうだ。
おまけにマムシに注意の看板、大丈夫だろうな、何だか不安になってきたな!
Img_0368遊歩道は木立に囲まれて日差しは遮(さえぎ)られているが、気温が高いので汗が容赦なく噴出してくる。
遊歩道からメイン道路に出ると自転車で登ってくる人、歩いて来る人など大勢の人が世界遺産を見るために集まって来ている。
 目指す龍源寺(りゅうげんじ)間歩(まぶ)が見えてきたら手前に茶店がある、冷やしきゅうりがあるので食べよう、岩塩を付けてくれ汗をかいたImg_0373体には塩分補給にいいかな。
 少し休憩した後、いよいよ今回の旅行のメインである銀山に入る。
入口付近の坑道は天井が低く、私でさえも頭が当たってしまいそうだが奥に行くと広くなっている。
横に延びた坑道はライトが当てられているが、佐渡金山等に見られるような器具や人形が無くちょっとがっかりしたな。
採掘や運搬作業を人形で再現してくれたら解り易いと思うんだけどな!
Img_0374300メートル余りの坑道はあっという間に通り過ぎてしまい、世界遺産に登録されたという割にはあっけない感じで、何でこれが世界遺産なのと疑問に思ってしまった。
帰り道を歩いていると若いカップルに抜かれてしまったが、女性の足元を見るとヒールの高い革靴で両踵(かかと)に靴擦れをしている、何処に行くか分かって来たんじゃないの?
銀座を歩くならいいけど銀山の見学に来たのにImg_0376その靴はないでしょう。
最近は何処の観光地に行ってもそういう人が何人かはいるけど、目的に合った服装があると思うんだけどな!
他人事だから私がとやかく言う事じゃないけど。
 そんな事を考えながら歩いていたら待ち合わせの場所に着き、タイミング良く迎えのベロタクシーが到着した。
本体は自転車なので音は静かで乗り心地も悪くはない。
下りなのであっという間に銀山公園に着き、大森の町並みを見ながら駐車場へと向かう。
途中で遅めの昼食を食べ、このまま宿に行くには早過ぎるので、駐車場にImg_0394ある土産物屋で何処か観光する所がないか訪ねると、仁摩(にま)サンドミュージアムがいいのではと勧められたので、寄ってみる事にして14時40分に出発。
 ミュージアムはすぐに分かったが工事中の為、町役場の駐車場に車を止めるようになっている。
ピラミッド型の建物を目指して行くと、中は世界の砂の標本や資料にオブジェ、砂時計がずらり、特に目を引いたのは一年計砂時計だ。
しかし残念な事に帰って来てから気が付いたのだが、私の見た一年計砂時計はレプリカで、本物は違う建物の中に
あったらしい。ちなみに名前は砂暦と言うそうだ。
もっと真剣にパンフレットに目を通せば良かったけど後の祭りだ。
Img_0405Img_0402 今日はだいぶ汗をかいたので早く宿に行って風呂に入ろう。
 部屋は離れで静かに過ごせそうだ、とりあえずビールで喉を潤し二ヶ所ある外湯巡りに出かける。
まず宿に近い薬師湯に入る、小さめの湯舟に茶褐色の湯が溢れている。
湯温は少し熱めで鉄錆のような臭いがするが体には良さそうだ。
あまりゆっくり入ってもいられないので次の外湯へと向かう。
Img_0406Img_0408 元湯泉薬湯も茶褐色の湯で臭いもさっきのお湯と同じようだ、先客がいたので話を聞くと、地元の人で毎日のように来るそうだ。
脱衣棚の脇には常連客の入浴マイセットが置いてある。
風呂は熱い湯、ぬるい湯、座り湯があり、ぬるい湯でも薬師湯と同じ位の熱さで、熱い湯に入るのにはゆっくり体を沈めていかないと駄目で、浸かっていると体がピリピリ痺(しび)れてくる。
ゆっくり話し込んでしまったので、早く宿へ帰らないと夕飯の時間に遅れてしまう。
Img_0415 まだ少し時間があるから宿の風呂に入ってから浴衣に着替えよう。内湯はやはり茶褐色の湯だが露天風呂はセラミック泉という無色のお湯だ。
あわてて風呂からあがって部屋に戻ると夕食の準備がされていた。                 部屋食は他の客に気を使わなくていいが一人の時は味気なく寂しいものだ。
食後、部屋に置いてあったパンフレットのカラオケハウスに行ってみる。
地元の夫婦が経営している店でお客は一組しかいない、焼酎とつまみを注文し歌を聴いているとマスターが話しかけてきて、お客さんも地元の人でよく歌いに来るという事だ。
お客さんとも話が弾んで酒がすすみ、飲み過ぎてしまいそうなので早目に宿へ帰ろう。
 部屋に入り歯磨きをすると布団にもぐりこむ、すぐに寝入ってしまい目が覚めたら7時少し前。
体をすっきりさせるため朝風呂に入る、朝食は8時からなのでゆっくり浸かる事が出来た。
 8時50分に出発、今日は有馬温泉まで長距離ドライブになるので気を引き締めて行こう。
 米子道は車も少なく山間の道路をゆっくりとドライブ出来たが、岡山県に入ると濡れている路面が時々現れる。
今夜は神戸の夜景を見に行くのだから雨にならなければいいが!
 雨に降られる事もなく14時45分に神戸市北野町に着いた。
異人館に行く予定だったが天気が悪くなりそうで、坂道を歩かなくてはならないし、歩いている人は若いカップルや仲間同士で、私のようなおじさんの一人歩きは見当たらなく、行くのがおっくうになってしまい次回来る事にして宿へ向かってしまった。
 15時15分に宿に着き、とりあえずビールで喉を潤し部屋で寛(くつろ)ぐが、大きなホテルなので宿泊客が少ないうちに風呂に入Img_0433って来よう。
Img_0430_2やはり早く来て良かった、先客は二人でゆっくり有馬の湯に浸かる事が
出来た。
内風呂は透明な湯だが露天風呂は赤茶色の湯だ。        風呂は良かったが行くまでが大変だ、別の建物に風呂がありスリッパからサンダルに履き替え、坂道を登って行かなくてはならない。
 神戸の夜景を見に六甲山へロープウエイで行くつもりだったが時間的に余裕がなく、食事も部屋での会席なので1時間半はみて欲しいと言われ、遅くなってしまうのでパンフレットにあった観光タクシーを頼む事にして予約をしてもらった。
 テレビを観ながら一人で食べる会席は余裕が無く、流し込む感じの食事でゆっくり味わって食べる事が出来なかった。
 食事が済み予約の19時半にフロントに行ってみると、なんと外は雨ではないか。でも小雨だからもしかして山頂へ行くまでには止むかもしれない、いや山頂は降っていないかもと微かな期待を持ってタクシーに乗り込んだ。
雨は止んできたが山頂に近付くにつれ濃霧になり、目の前も見えないくらいになってしまった。
とりあえず山頂までは行ったがそのまま宿へ帰るしかなかった、運転手さんの言うのには、この時期は晴れていても夜景がはっきり見える日は少なく、冬の寒い時期の方がはっきり見えるそうだ。
Img_0443 約1時間のドライブを終えもう一度風呂に入り、今日の運転で疲れたのか21時半過ぎに寝てしまった。
朝、目が覚めると5時を回った所、もう眠くはないので5時半過ぎに朝風呂に行く。男女入れ替えになっていて昨日とは違う風呂に浸かれた。
 広間で朝食を食べた後、8時40分に宿を出発。
 今日はただ帰るだけではつまらないので、近江Photo八幡にある沙沙貴(ささき)神社へ寄って行こう。
 10時40分に神社へ到着、かなり広い境内で歩いていると汗が噴出してくる。
この神社は佐々木源氏の氏神で佐々木姓発祥の地という事だ。
お参りを済ませ記念にお守りを買っていこうと思い社務所に行ったが誰もいない、チャイムを押しても返事がない。
Photo_2参拝案内にある番号に電話しても、中で呼び出し音はしているが誰も出ない。
せっかく千葉から来て寄ったのに残念だ。
 まだ道中は長いから諦めて帰る事にしよう、12時20分に八日市インターから名神高速に入り我家を目指す。
渋滞も無く順調に流れていたが横浜町田インターまで1キロ程事故渋滞の情報が出ている。
ノロノロ運転だが止まる事もなく、17時25分に横浜町田インターを降り
その後は順調に流れ、18時20分にインターを降りる事が出来た。
 旅行から帰ってみて伊根の舟屋と大森の町並みはもう一度行ってみたいと思う。
後は出雲(いずも)大社にお礼の参拝が出来ればいいのだが!

2010年7月26日(月)~30日(金)

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